rk_southsideの日記

絶叫Z世代

おじさんになった。

【おじさん】この言葉は当たり前のように中年男性を指す際に用いられる言葉だ。

この言葉の持つエネルギーは大きい。

独特の匂いと、社会的に影響力が強いことが多いのに加えて、成熟した部分と幼稚な部分を併せ持つので取り扱いには細心の注意が必要で忌み嫌われるイメージだろう。フォントの色は黄味が強い茶色だ。

 

私は今年26歳になった。世間ではお兄さんと呼ばれる年齢であると思っている。

しかし、私自身おじさん化の現実を突きつけられることがある。

ある日、自分の車に乗り込んだ際、変な匂いがした。趣味や仕事で汚し過ぎたなとくらいにしか思っていなかったが。後日、自分の首の後ろ側が同じ匂いを発していたことに気が付いた。死ぬかと思った。

私は、

おじさんになった。。

 

ある日、コンビニで適当に雑誌や飲み物を購入しようと商品を手に取りレジに並んだ。

すると、前で会計をしている8歳くらいの女の子がお菓子の代金が200円程足りないらしく酷く焦り戸惑っていた。

私はその女の子の代金を自分の会計と合わせて支払った。いいことをしたなと思いながら、首の後ろの匂いのする車に乗り込み。ハッとした。

ここからは私の想像だが、彼女は親に今回の出来事を説明すると思うが。

その際、彼女は私のことをなんと呼ぶのだろうか。多分おじさんと言うだろう。

私は、

おじさんになった。。

もうラプンツェルは魔女側の視点で観るだろう。

 

人間は少年から青年へと進化するが、その後の中年(おじさん)になることは進化である人もいればその逆となる人もいる。

世の中の男性の99%は退化するためにおじさんになる。進化しない方が強いポリゴン2のようなポケモンが存在するがニンゲンもその仲間だ。

竹野内豊のようなニンゲンのメガ進化は実際に起こるが極めて稀な例である。

 

そもそもおじさんとは何だろう。

おじさんの定義は40歳くらいかららしい。

歳をとることは悪いことではないはずだ。むしろ素晴らしい生命の神秘だ。

もともとおじさんに悪いイメージが付いて回っていることがおかしいのだ。

それに竹野内豊もおじさんだ。 

 

それなのになぜ嫌われる存在なのだろうか。

忌み嫌われるおじが生息する国。日本では奥ゆかしさが美徳とされる。奥ゆかしさとは哲学的なので詳しくは知らないが、控えめであること。と考える人は多いと思う。

また、中身が大事と考える人も多い。

それとは対照的に、外見は中身の外側とは言い得て妙で、外見に気を使えない人間は中身にも気を使えないのだ。私の首の匂いも普段の食生活と運動習慣の吹き出物だろう。

私たち日本人は幼い頃からこれらが美徳とされる価値観で育ってきた。

そんな私たちには役職相応のエグゼクティブな振舞いや、かっこよく歳を重ねるというのは非情にもハードルが高い。

「日本にいるならおじさん化するのは仕方ないのか。」

この事実に気が付き、そう言いつつも諦めなかった人達だけが

おじさんになれるのだろうか。